MRIとはMagnetic Resonance Imagingの略で、日本語では磁気共鳴画像診断装置と言います。MRI検査は、強力な磁場を利用して検査行う方法で、放射線は発生しませんので、放射線被曝などの心配はなく、人体にはほとんど影響しない、安全性の高い検査です。
検査は強力な磁場を発生させる必要があるため、円筒状の狭いトンネルの中に入って、検査を行う必要があります。磁力は生身の体にはほとんど影響はありませんが、金属に対する反応が強く出るため、すべての人が検査可能というわけではありません。
以下の人は検査ができません。

  1. 閉所恐怖症の人
  2. 心臓ペースメーカー、導線、人工内耳、人工中耳などの埋め込み手術を行った人。
  3. 心臓や大血管に血管ステント留置をして、6週間以内の人。
  4. 目に鉄粉が入っている人や磁石に反応する義眼を入れている人。
  5. チタン製以外クリップでの脳動脈瘤手術を受けた人。
  6. 骨折の治療で金属を使っている人。
  7. 全身に刺青をしている人(特に黒い色の刺青)。
  8. 妊娠3カ月以内の妊婦。
  9. 磁石式の入れ歯を入れている人。